ROE 計算ツール

当期純利益と期首・期末の自己資本から、ROE(自己資本利益率)をすぐに計算

平均自己資本を使う標準的な計算と、期末自己資本だけを使う簡易計算を比較できます。

ROEを計算

損失の場合はマイナスの値を入力できます。
空欄なら期末自己資本による簡易ROEだけを表示します。
貸借対照表の自己資本を入力します。0以下は計算対象外です。
入力すると同じ当期純利益を使ったROAも参考表示します。

ROE(平均自己資本): -%

簡易ROE(期末自己資本): -%

平均自己資本: -

自己資本の増減率: -%

ROA(参考): -%

当期純利益と期末自己資本を入力してください。期首自己資本も入力すると平均自己資本によるROEを計算します。

ROEの計算式

ROE(%)= 当期純利益 ÷ 平均自己資本 × 100

平均自己資本 =(期首自己資本+期末自己資本)÷ 2

ROEは、株主に帰属する自己資本を使って企業がどれだけ当期純利益を生み出したかを示す収益性指標です。

  • 平均自己資本によるROE:期中の資本変動を反映しやすい
  • 期末自己資本による簡易ROE:期首値がないときの概算
  • ROA:負債を含む総資産全体の効率を見る別指標

自己資本が0またはマイナスの企業では、通常のROE比較が誤解を招きやすいため、他の財務情報と合わせて判断してください。

ROE 計算ツールの使い方

1. 当期純利益を入力

損益計算書の当期純利益を、自己資本と同じ単位で入力します。

2. 自己資本を入力

期首と期末の値が分かる場合は両方を入力します。期首値は省略できます。

3. 必要なら総資産を入力

平均総資産を加えると、ROEとROAを同じ利益ベースで比較できます。

4. 条件をそろえて比較

会計期間、連結・単体、自己資本の定義をそろえて企業や年度を比較します。

ROEの計算例

当期純利益が1億2,000万円、期首自己資本が8億円、期末自己資本が10億円、平均総資産が20億円の例です。

項目結果計算
平均自己資本9億円(8億円+10億円)÷2
ROE13.33%1.2億円÷9億円×100
簡易ROE12.00%1.2億円÷10億円×100
ROA6.00%1.2億円÷20億円×100

期中に自己資本が増えたため、期末値だけを使う簡易ROEは平均自己資本による値より低くなります。比較資料では、どちらの計算方法を使ったか明記すると混乱を防げます。

ROEを見るときのポイント

高いROEだけで判断しない

ROEは利益が増えると上がりますが、借入や自己株式取得によって自己資本が小さくなった場合にも上昇します。負債比率や自己資本比率、ROAも一緒に確認すると、収益性と安全性を分けて見られます。

同じ条件で比較する

連結と単体、通期と四半期、期末自己資本と平均自己資本を混ぜると正しい比較になりません。同業他社や過年度と比べる前に、利益と資本の期間・範囲・単位をそろえてください。

赤字ではマイナスになる

当期純損失を入力するとROEはマイナスになります。赤字幅の把握には使えますが、マイナス値同士の大小だけで経営効率を判断せず、損失の原因と一時要因を確認します。

資本変動が大きい年に注意

増資、配当、自己株式取得、組織再編などで自己資本が大きく変わる年は、期首・期末の単純平均でも実態とずれる場合があります。正式な分析では開示資料の定義を優先してください。

ROE・ROA・ROI・自己資本比率の違い

指標主な目的基本式使い分け
ROE株主資本の収益性当期純利益 ÷ 自己資本このページで計算
ROA総資産の収益性当期純利益 ÷ 総資産任意入力で参考計算
ROI個別投資の採算利益 ÷ 投資額ROI 計算ツール
自己資本比率財務の安全性自己資本 ÷ 総資産計算方法を解説

ROEは株主資本の効率を測る指標で、個別施策の投資採算を測るROIとは対象が異なります。企業全体を見るときも、ROEだけでなくROAや財務安全性を組み合わせて確認します。

計算式の参考情報

日本取引所グループの用語集では、自己資本当期純利益率を当期純利益を前期・当期の平均自己資本で除した指標として説明しています。本ページもこの考え方を標準計算に採用しています。

ROE 計算のよくある質問

ROEは「当期純利益 ÷ 平均自己資本 × 100」で計算します。平均自己資本は通常「(期首自己資本+期末自己資本)÷2」です。期首値がない場合は期末自己資本だけで簡易計算できますが、比較時には計算方法をそろえてください。

ROEは自己資本が利益を生む効率を見る収益性指標です。自己資本比率は総資産のうち返済不要の自己資本が占める割合を見る安全性指標です。名称は似ていますが、評価する目的が異なります。

株主資本の効率を見たいときはROE、負債を含む総資産全体の効率を見たいときはROAを使います。借入が多い企業ではROEだけが高くなる場合があるため、両方を確認するのが実務的です。

0で割ることはできず、マイナスの自己資本で算出した値も通常の企業比較には適しません。このツールでは自己資本が0以下の場合にエラーを表示します。債務超過の分析では負債、純資産、資金繰りを個別に確認してください。

ROEが高いことは資本効率の一つの手掛かりですが、それだけで企業価値や安全性は決まりません。利益の持続性、負債水準、業界特性、自己資本の増減要因、ROAなども合わせて確認してください。